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児童養護施設「つつじが丘学園」を視察しました

視察の目的

つつじが丘学園は、家庭での養育が困難な子どもたちに、安全で安心な生活環境を提供し、成長と自立を支援する児童養護施設です。今回の視察では、施設の運営状況や支援体制について理解を深め、市としてどのような協力ができるかを探ることを目的に訪問しました。

 

施設概要

つつじが丘学園は昭和26年に「塩嶺学園」として設立され、昭和41年に現在の名称へ変更。平成13年より社会福祉法人つるみね福祉会が運営を担っています。
現在は以下の施設を併設し、幅広い支援を展開しています。

児童養護施設「つつじが丘学園」(主に6歳~18歳の子どもたちが生活)
地域小規模児童養護施設「さつきの家」「みつばの家」(少人数制の家庭的な環境)
児童家庭支援センター「つつじ」(子どもと家庭への支援)
小規模認可保育所「郷原つつじ保育園」(地域の子育て支援)

 

視察の内容

施設の運営と支援体制
  • 児童の生活環境の整備
  • 施設内でのICT化と業務効率化
  • 職員のサポート体制の充実

児童の現状と課題
  • 入所児童の状況と家庭復帰に向けた支援
  • 児童の自立支援のための教育・職業訓練
  • 中間施設(グループホーム)の増設に関する課題

地域との連携
  • 「こども宅食」 の実施(食事支援の取り組み)
  • 近隣地域との協力(地域社会とのつながり強化)
  • 施設の社会的役割の拡大
施設では、子ども たちが健やかに成長できるよう、職員の皆さんが熱意を持って取り組まれていました。特に、「こども宅食」の取り組みや、家庭復帰・自立支援の体制が印象的でした。

 

視察を通じた考察

つつじが丘学園は、地域の児童福祉の拠点として大きな役割を果たしています。今後、市として以下の点を検討する必要があると考えます。


市として検討すべき支援策

1 施設支援の充実➡ 施設間のICT化を推進し、職員の労働環境改善を支援
2 地域との連携強化➡ 「こども宅食」事業の支援や、施設と地域をつなぐ仕組みの構築
3 児童の自立支援の強化➡ 社会に出る際の準備として、職業訓練や教育支援を拡充

 

まとめ

今回の視察を通じ、つつじが丘学園が地域に根ざした児童福祉の拠点として、非常に重要な役割を担っていることを再認識しました。

子どもたちの健やかな成長のために、岡谷市としてできる支援を引き続き検討し、児童福祉の向上に貢献していきます。
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