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議員定数の在り方について考える

議員定数削減の議論が本格化

 岡谷市議会では、「人口減少に伴い、議員定数を削減すべきか?」 という議論が続いています。この議論のきっかけとなったのは、2年前の市議会議員選挙 です。
 当時、岡谷市の議員定数は 18名 でしたが、立候補者が 17名 にとどまり、1名不足の状態で無投票当選 となりました。

 全国の市の中で、無投票選挙となったのは岡谷市だけ という結果に、市民の間でも 「立候補者が足りないなら、定数を削減すべきでは?」 「議員数を減らして、選挙の競争を高めるべきでは?」といった意見が出始め、議員定数削減の動きが強まりました。

 

これまでの議会での経緯

  議会改革で議員定数について話し合い、決をとった結果…
削減に賛成する議員が多数だったものの、議席の3分の2を満たさず保留 となる。

その後、市民から「議員定数削減を求める申請書」が提出される。これを受けて、2024年3月に正式な採決が行われることが決定。

次の採決では…
議席の半数以上の賛成があれば、議決が採択され、議員定数削減が決まる。

 

私の考えとその理由

 私は、これまでの議会運営や市民の皆さまからのご意見を踏まえ、「現状維持が最も適切」 であると考えています。
その理由として、以下の点を重視しています。

 多様な市民の声を反映させるため議員定数を減らすことで、一人あたりの負担が増し、限られた意見しか市政に反映されなくなる可能性があります。市民の皆さまの多様な声をしっかり届けるためには、一定数の議員が必要です。

 議会の審議機能を維持するため岡谷市議会には 3つの常任委員会 があり、それぞれが重要な政策を審査しています。議員数が減ると、各委員会の負担が増し、機能が十分に発揮できなくなる恐れがあります。

 慎重な議論が必要議員定数削減には、市民の皆さまのご理解が不可欠です。メリット・デメリットをしっかり整理し、時間をかけて慎重に検討することが必要だと考えています。
 

市民の皆さまとの意見交換

  市政に関心のある市民の方との意見交換過去の議員定数の変遷や、人口比率との関係について学ぶ機会を得ました。多角的な視点で考えることの重要性を改めて実感しました。

地域の区の方との議論「無投票で市議になったから議員定数が多いほうが当選しやすいのでは?」とのご指摘を受けましたが、私は「個人の当選のためではなく、市民の皆さまの声を幅広く市政に反映させることが重要」 であるとお伝えしました。

 私は、今後も市民の皆さまの率直なご意見に耳を傾け、より良い市政の在り方を共に考えていきます。

 

今後の展望と市民の皆さまへのお願い

 次回3月の採決が、岡谷市議会の議員定数を決定する重要な局面となります。
議員定数の見直しが市政にどのような影響を及ぼすのか、引き続き議論が必要です。

 私は、引き続き「市民の皆さまの声を大切にしながら、最も良い在り方を模索していく」 という姿勢で取り組んでまいります。

「皆さまのご意見をお聞かせください!」市政に関するご質問やご意見がありましたら、ぜひお気軽にお寄せください。

ご意見・お問い合わせはこちらから






土橋まなぶ(岡谷市議会議員)
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