高齢者向けの支援制度の強化(移動支援、見守りサービス)
「安心して暮らせる岡谷へ──高齢者の移動と見守りを支えるまちづくり

1.移動支援(外出の不安を取り除く)
75歳以上の高齢者を対象に、タクシー利用補助券やバス無料乗車券を交付し、通院・買い物・役所への手続きなど、日常的な移動を支援します。
運転免許を返納された方へは、シルキーバスや福祉タクシーの乗車券を交付し、移動の不安を軽減します。
予約制のタクシーサービスを活用し、外出に不安を抱える高齢者の移動手段を確保します。(満80歳以上の方などが対象)
2.予約型の乗合タクシー・ミニバスの導入支援
自宅の近くから病院・スーパー・市役所などへ向かう「予約制の乗合タクシー」を導入し、公共交通の空白地帯をカバーします。
利用は前日までの電話予約制とし、バス停まで歩けない方も自宅前から乗車可能に。
1人での外出が不安な高齢者には、介助者の同乗も可能とする制度設計を行います。
3.買い物支援(自宅で生活を続けるために)
地元スーパーと連携し、電話やFAXでの注文受付→ご自宅までの配達が可能な仕組みを整備します。
移動販売車の巡回エリアを広げ、週1回以上の定期訪問を行うことで、食品・日用品の購入を支援します。
高齢者向け「買い物サポートブック」を作成し、支援制度の周知と利用のしやすさを向上させます。
4.地域の見守りと支え合いの強化
地域のボランティアが行う送迎支援活動について、市が傷害保険料を補助し、安全な活動を後押しします。
「支え合い型移動支援制度」により、日常的な外出が困難な高齢者の通院・買い物の同行支援を行える体制をつくります。
一人暮らしの高齢者への定期的な電話・訪問による見守りサービスを充実させ、孤立を防ぎます。
これからの岡谷市へ
「免許を返したら、どこにも行けなくなった」「買い物すら不安になった」
そんな声が、岡谷市にはすでに多くあります。
私たちが目指すのは、そうした不安を一つずつ取り除き、「ここで暮らし続けたい」と思える岡谷市をつくることです。
移動・買い物・見守り――すべてを支えるしくみを地域全体で育てていきましょう。